中国民族自治白書
日本のメディアでは共同通信が配信したくらいみたいで。
熊本日日新聞サイトから
中国初の少数民族白書 自治達成、経済成長を強調
【北京28日共同】中国国務院(政府)新聞弁公室は28日、チベットや新疆ウイグル自治区など中国の少数民族地域の自治に関する初の白書を発表した。
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全文の翻訳は北京週報のサイトにあります。こちら。 原文はこちら
ちなみに、冒頭には
中国の各民族は帝国主義の侵略に反対すると同時に、ごく少数の民族分裂分子が帝国主義勢力の支持の下で、「チベット独立」、「東トルキスタン」、かいらい「満州国」などを画策し、つくり出す分裂行為に対し断固たる闘争を行った。
とかありますが、”チベット独立”を支援した”帝国主義勢力”って具体的には?
やっぱり第2次大戦前からの英国と1950年代のアメリカのカンパゲリラ支援のことかな?
日本は満州国はともかく、チベットまでは・・。西川一三先生は外務省から命令を受けて潜入したんですが、独立支援まではしてたのかどうか。故・木村肥佐生先生は改革派貴族と明治維新のような体制改革を画策してたと聞いたことがありますが。
もうひとつ。三.(四)少数民族の宗教信仰の自由を尊重、保障するのなかで、
中国の少数民族の大衆はほとんど宗教信仰があり、チベット族の大衆がチベット仏教を信仰し、回族、ウイグル族などがイスラム教を信仰するように、多数の大衆がある種の宗教を信仰する民族もある
とあるけど、ここで「大衆」(原文は「群集」)になっているのは、政治的意味があるんでしょうか?いや、これまでの用語法だと「人民」じゃないのかな、と。宗教なんか信仰するのは社会主義中国では「人民」にはならないとか。
今年の春節の胡錦濤総書記の貴州視察の新華社の記事では、「幹部群集」、「人民群集」となっており、”人民”と”群集”は違う概念なのかな・・・・。
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