最近のチベット関係ニュース
今週末にダライ・ラマ法王の訪日が予定されていることから、ニュースもいくつか。
3月30日 LiveDoor ニュース ダライ・ラマの教えに従い、ライバルの意見聞け=R・ギアが首相に忠告
【東京29日】新作映画「シャル・ウィー・ダンス?」の宣伝のため訪日中のハリウッドのスター、リチャード・ギアさんは29日、官邸に小泉首相を表敬訪問した。ギアさんは小泉首相がチベットの精神的指導者ダライ・ラマ14世の教えに従うと同時に、政敵の意見にも耳を貸すようアドバイスした。(写真は小泉首相とダンスのステップをするギアさん)
既に長田幸康さんの「チベット式」でも紹介されてますが、はっきりと「ダライ・ラマの教え」と言及したのは、このLivedoor Newsだけ。
4月1日 産経新聞朝刊 和解探るダライ・ラマ 8日から来日 「民族の自存」優先
ネットではでてませんが、冒頭は、
■チベット文化希薄化、高齢…
中国による武力制圧以降、先鋭化したチベット問題が水面下で動き始めている。人口流入政策の加速などでチベット文化の希薄化を図り、独立運動の抑止を図る中国。チベット仏教の最高指導者として、八日から来日予定のダライ・ラマ十四世は、七十歳を迎える今年、「民族の自存」を最優先に中国側との戦略的な妥協にも踏み込む構えだ。(長谷川周人)
ダライ・ラマは今年三月、チベット蜂起四十六周年の記念演説で、中国の民主化の遅れや人権侵害が「中国指導者にとって最重要課題である国家統一と安定への妨げ」と指摘。自由が保障されるチベット帰還を条件に「政治的立場から離れ、チベット亡命政府は解散する」と確認した。
さらにその直後、分離・独立を阻止する中国による反国家分裂法の採択に合わせ、香港紙を通じて「チベットが中国の一部であることを認める」と表明した。「チベット文化と仏教は中国文化の一部である」とも述べ、独立に固執しない考えを改めて明確化した。
これに対し中国は、「(今後の)発言を聞き、行動を見る」(劉建超・中国外務省報道官)と、慎重な構えを崩していない。チベット統治からダライ・ラマの影響排除に加え、台湾統一に道筋を付ける思惑も絡み、独立運動の象徴と見なすダライ・ラマへの妥協はしないというわけだ。
4月2日 京都新聞 ダライ・ラマ 開眼入魂へ 京の仏師が制作の観音像 8日に来日
京都市左京区吉田の仏師今村九十九さん(53)の作った仏像が、近く来日するチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の手で開眼入魂される。仏像が安置される熊本県の寺で法要が営まれる予定で、今村さんは「仏師を続けるうえで励みになる」と感激している。
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