ダライ・ラマ講演会(雑記)
○講演の最後の最後には、法王から
「私のこれまでの話が自分の役に立つというなら、それを心に留めて発展させていってほしい。もし意味がないと考えるなら忘れていただいて結構(No Problem)です。」といわれて締めでした。
そういえば、チベットの大叙事詩「ケサル大王伝」もそういう終わり方するんでしたっけ?
○質疑応答の際もこれを機会にというんで、質問したい人が多数。「お願いしまーす」とか「Question, Please!」とか、目立とうと扇子開いて飛び上がってる人もいたりとか、英語で「ナントかナントカについてどう思いますかー」(よく聞き取れなかった)と当てられもしないのに叫ぶ人もいて、司会の木内みどりさんも必死で仕切ってました。
質問の内容もご紹介したとおり、結構深刻というか誠実というか、なものでした。
数年前の講演会では「UFOや地球外生命体が存在すると思いますか」とか聞いた猛者もいたものですが。
ダライ・ラマ法王の回答は「認識は有限であるから、そういうものが存在しないと断言はできない」とかいうものでした。さすがに、こういうのも相手にしなきゃいけないんじゃ、ダライ・ラマ法王もタイヘンだと思ったものでした。
○舞台の上は大タンカがかけられ、茶色のソファにダライ・ラマ法王はゆったりと座って講演されました。
壇上は、通訳のマリア・リンチェンさん、ダライ・ラマ日本代表部事務所の方に加え、ダラムサラの亡命政府からも登壇されており、彼はダライ・ラマ法王の個人秘書官Tenzin Geyche Tethong氏とのことだそうです。名門貴族の出身で、長きに渡りダライ・ラマ法王の秘書官を献身的に務めた方だそうで、ダラムサラでは絶大な力があるんだそうです。
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