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2005.06.28

ラサで16年ぶりにゲシェ・ラランバ学位授与

西蔵信息中心に掲載されてました。

チベット仏教ゲルク派では20年もの学問の研鑽を経て、試験に合格すると、ゲシェという博士号を取得でき、そのうちゲシェ・ラランバはそのうちでも最上級のものだそうです。

geshe
6月27日にラサでジョカンで87年以来のゲシェ・ラランバの称号の最終試験と学位の授与式があったそうです。今回ゲシェ・ラランバの称号を得たのは6人で、セラ、デプン、ガンデンとレティンゴンパの6人でみな70歳代。

今回の試験の責任者を務めたセラ寺のチャンパ・イシ師(最高経師)は47年前、28歳でゲシェ・ラランバの学位を取得したそうですが、

「これほど多くの僧侶や大衆が待ち望んできた仏教の盛事が問題なく開催されたことをみても、16年間中断されてきた仏教の伝統行事が復活できることが示された」、

「試験が中断されていたということもあり、彼らはゲシェ・ラランバの学位を得た最高年齢の僧侶だろう。現在の申請状況をみると、これから多くの30歳代、40歳代の青年僧侶が続くだろう。社会の進歩と研究条件の改善により、私が獲得した歳よりももっと若く前途要望な僧侶がゲシェ・ラランバの学位を獲得するようになるだろう」
、とのコメントを出してます。

記事のタイトルは16年ぶりに学位ですから89年が最後のように見えるんですが。
87年か89年か、いずれにせよ、87年にはラサで最初の民族暴動があり、89年3月にはラサで戒厳令が発動されるほどの大暴動があり、それから宗教行事の華であるこういう学位授与式が中断されてきたが、政治社会状況から見てなんとか復活する糸口を見つけられたということでしょうか。

チャンパ・イシ師のコメントをみても、この16年間、学位授与ができず、今回学位を与えられたのは70歳代の僧侶という、いわば引退前の名誉学位みたいな扱いで始めざるを得なかった無念さが伺えるというのは深読みでしょうか。
本来、このような学位授与はチベット新年のモンラムの時期におこなわれていたそうですが、モンラムの行事も89年の暴動あたりから禁止されています。

原文はこちら(漢語)。
試験の風景はこちら(英語)

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