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2005.07.30

05年8月期ちべもの番組

あまりないようです。

「テレビ寺子屋」フジTV系列 

07.30(土)05:00-05:30
「天に一番近い大地 チベット」

08.13(土)05:00-05:30
「チベットから嫁に来た歌姫」

おなじみパイマー・ヤンジンさんの小学校での授業。
全国で放送日時が違います。風来坊さんの「あほケツな日々」での記事で確認を こちら

「シャングリラー聖なる山の理想郷」
08.07(日)22:00-22:52 NHK-Hi
再放送です。雲南省の中甸。

「地球ドラマチックーエベレスト50年目の登頂」
08.17(水)19:00-19;45 NHK教育
これも再放送。

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2005.07.27

香港紀行(その3)

ま、そろそろネタ切れですが。

今回の旅行で参考にもした本。

書名:1日5000円ぜいたく旅 香港―女性にも安心満喫の裏ワザ生情報

seikai著者:青海祥子(おうみさちこ)
版元:双葉社
出版:2002年5月初版

文庫本サイズで、コンパクトでまとまってます。
著者の青海さんからはここの香港紀行の第1回目にもコメントをいただきました。

しかし、お名前は素直に読むとせいかいしょう・こ?

しかも本の中身には、そりゃ香港に行く人は普通行かないだろーというチベットアンティークの店がでかく出てたりして。

密かなチベットフリークなんでしょうか。アヤしい・・・。

incense
ま、騒がしい忙しい香港ですが、ところどころに忘れ去られたようなお堂があり、観音菩薩が祭られていることが多いです。
香港もチベット同様観音菩薩の浄土ってわけじゃないんでしょうけど。

静かに線香が燃えてます。
天井からぶら下がってるコイル状のがそれなんですが。

先祖供養なんだそうです。
「3日燃えて130香港ドル(2000円くらい)」てのも明朗会計てか。

おまけ。
香港の合羽橋こと厨房機器の店が集中する上海街の店先で。
売り物のフライパンの上で日向ぼっこのネコ。
kappa
おだやかな日々。

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2005.07.26

香港紀行(その2)

香港紀行つづき。

auction

それで、骨董品で有名な香港島の上環荷季活道(Hollywood Rd)を歩いていて、別に仏像は買わなかったんですが、一軒の店先に放置されていた画集をGet。

「浙江時代2005春季芸術品拍売会 仏教造像専場」(2005年06月)というもので、中国は浙江省の杭州にある芸術品オークション会社の仏像オークションの出展作品集でした。投売り30香港ドル(500円)。

中身、結構スゴいです。皆ホンモノであれば。全部で110以上の仏像が出品されていて、明代はデフォルト。元代だの西チベットのグゲ遺跡から出た9-11世紀の仏像だのと。

写真は商品番号49番の17世紀のパドマサンババ像。高さ60cm。オークション開始価格15万~18万元。大体230万円ってところかと。

guru

TV東京の「開運!なんでも鑑定団」をみても、大体中国モノってのはハズレという印象だし。私は鑑定眼がないのでよく判りません。小学校中学校で図工・美術はスキじゃなかったし。

それで、本の中身はこのオークション会社のページに全て掲載されてます。こちらで
漢語ですが、写真は全作品に掲載。信仰よりも俗世の垢、という方にはついでに当初価格と落札価格も。

で、このパドマサンババ像、結局24万元(360万円位)で落札されたようです。ホンモノなのかなぁ。わからん。

ついでにグゲ遺跡出土は商品番号77番。金剛薩埵。高さ12cm。土を固めて焼いたもの(右下写真)。
guge

これは優美で印象に残るけど、1000年以上も前にグゲで作られたものかは判らんなぁ。

いずれにせよ、外国人がこういうものを買って帰国しようとしても、確か100年以上たっている文物の国外持ち出しは中国国家文物局か何かの許可が要るのかと。
ま、そんなもの買わないんで、私はどうでもいいんですが。

と、ここまで書いてきて、香港紀行とはタイトルに偽りありですかね(笑)。

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2005.07.24

本:The Temples of Lhasa

英語の本ですが、強力推薦本。

書名:The Temples of Lhasa: Tibetan Buddhist Architecture from the 7th to the 21st Centuries
著者;Andre' Alexander
値段:65ドル(9000円くらい)
版元:Serindia Publications

medium-1932476202

版元のサイトの紹介では

The Temples of Lhasa is a comprehensive survey of historic Buddhist sites in the Tibetan capital of Lhasa. The study is based on the Tibetan Heritage Fund's official five-year architectural conservation project in Tibet, during which the author and his team had unlimited access to the buildings studied. The documented sites span the entire known history of Tibetan Buddhist art and architecture from the 7th to the 21st centuries

続きはこちら

ラサのメジャー+マイナー寺院の図面から過去のレアもの写真から来歴などを総合的に紹介。
著者のAndre' Alexanderは、数年前までラサで活躍していた伝統建築保存のNGOであるTibet Heritage Fund(THF)の代表でした。そのサイトはこちら(英語)

このTHFには数人日本人が働いており、私も数年前に北京で仕事をしていた際には、ご縁があって一緒に仕事をさせてもらったことがあります。
てことで、THFの仕事のレベルの高さは保証しますので、値段は高い本ですが、興味のある方は是非是非。

手っ取り早くはAmazon.co.jpで予約可能です。こちらから。

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2005.07.23

ガンデン寺で大タンカ開帳

西蔵信息中心から。

7月21日にはラサ近郊のガンデン寺で大タンカ開帳がありました。
ganden

その他の写真は こちら 

ガンデン寺は文化大革命で完全に破壊されましたが、最近は復興がすすんでますね。
破壊前と2001年の様子を比較した写真があります。
59_comparison_old_and_new_ganden
ネタもとは こちら

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2005.07.20

ほん者(香港ちべ者紀行)

7/16-18の3連休は香港に行きました。
ま、香港といえばグルメ、ショッピング、エステ、てのはどこか別のサイトで適宜(笑)。

香港でもチベットに浸りたいという極めてコアな方のための香港ガイド。

○九龍油麻地上海街(Shanghai Street)
香港の下町。上海街は専門店が固まっており、東京の合羽橋といわれるように食器屋が固まってますが、他にも仏具店がいくつか固まってます。写真の看板をみても「佛具」とデカデカと書いてあります。shanghai

中国トラディショナルの仏壇見学もいいですが(>いいのか)、中にはNew Wave系統というか、チベット関係の仏具を扱う店もあり。そこで携帯ストラップのマニ車をGet。広東語では「轉徑輪電話縄」。30香港ドル(500円位)
mani


○九龍油麻地廟街(Temple Street)
その上海街の隣。夜店で有名。別名「男人街」。詳細はこのあたりを

ここ2,3年前くらいから、チベットグッズを売る露天商がいます。多分ネパールあたりからの出稼ぎかなぁ。
写真はあるが、エラいピンボケになりました。タンカとかマニ車とか売ってます。
このあたりでは写真を撮るとにらまれます。気まずい関係者が沢山いるのか。market


○香港島上環荷季活道(Hollywood Rd)
骨董品で著名。こんな仏像を店先に転がしてるような店がいくつもあるんですが、なぜかNo Photo(写真撮るな!)が多くて。盗掘品なのか。怪しい。

チベット関係者の香港紀行てと、ryoheiさんの”iTibet”で先行事例があります。こちらに。こちらはもう少しアカデミックです。

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2005.07.13

本:「ブータン仏教から見た日本仏教」

ブータン研究で著名な今枝由郎先生の新刊です。

書名:「ブータン仏教から見た日本仏教」
版元:NHKブックス
値段:920円

imaeda
はしがきに曰く、

日本仏教は仏教といえるのか? 日本仏教の本質を見極めるために、いま外部から見ることが必要とされている。フランスで仏教研究に従事し、同じ大乗仏教国ブータンで暮らした経験、研究成果から、回忌法要、僧侶の妻帯・世襲など、日本仏教の異質性を鋭く解き明かす。併せて世界的視野から本来の仏教の姿を紹介。

内容は、今枝先生の自分史というか、子供の頃の仏教との出会い、高校の頃から仏教の原典を読みたいとパーリー語、サンスクリット語を勉強し、大谷大学、フランス、ブータンとたどる仏教探求遍歴が前半部分。これに加えて、ブータン仏教からみた日本仏教の現状への違和感、そして、仏教の中心思想とは何かとの解説、日本仏教の今後の展望、というあたり。

特に、日本仏教への違和感については、子供の頃から親しんできた浄土真宗への決別として、「私は日本での葬儀は一切行わず、ブータンでささやかな追善供養を営んでもうらうことを遺言に記した。もちろん、戒名も、墓も、回忌法要もない」(P137)に集約されてます。

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2005.07.11

ネタ:ちべビア支援企画

ちべビア支援企画。

カイラスに名前を取ったパチンコ・パチスロ業界紙会社がある。

カイラス遊技問題研究所。
サイトはこちら
kailash_osada

会社案内にいわく、

社名のカイラスは、

中国、チベット自治区南西部にある山の名前を拝借しました。 チベット語では、「カン・リンポチェ」(尊い雪山)と呼ばれ、 仏教(チベット仏教)や、ヒンドゥー教、ジャイナ教、ボン教などの伝説では、 神々と出会う場所とされ、最高の聖地とされているそうです。 弊社の社名を考えている時、カイラス山を扱ったTV番組で、 「すべての物が生まれる場所」との解説があり、「これだ!」と思いました。 カイラス山を中心にインダス、ガンガー、ブラマプトラ(チベット名ヤルンツァンポ)の三大河が、発しているように、ホール様や、メーカー様に情報を発信して行きたいという思いも込めています。

もう一発。

東京の練馬には「拉薩」という名前のラーメン屋があった。

残念ながら既に閉店(らしい)。
記事はこちら

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ンガリ(阿里)に空港建設

西蔵信息中心に掲載されてました。

tibet-map
 2006年から2011年の中国の第11期五ヵ年計画期間内に、チベットの民用空港建設計画として以下が挙がっています。
 1)ンガリ(阿里: Ali)に新空港建設
 2)シガツェ空港の復活
 3)ラサ新空港の建設の前期工程開始
 4)チャムドのバムダ空港拡張
  
 このうち、
・ンガリの空港は現時点での計画では05年着工で08年供用開始。軍民共用の予定。
・シガツェの和平空港はシガツェから43kmのところにあり、空軍が建設して1971年に完成。現在は滑走路もひどく破損しており、使用停止中。07年に着工して15年までに本格工事。こちらも軍民共用。
・ラサ新空港はフィージビリティースタディーを実施。
 要はどこに建設するのがいいのかを検討するってことでしょうね。

 このほか、2006-2011年までの5年間で、
・ラサー成都から杭州、南京、温州の揚子江デルタ地帯への路線。
・ラサー成都から広州、深センや桂林の珠江デルタへの路線
・ラサー成都から済南、青島への中西部路線
の開設を図る。

ってことだそうです。

ンガリに空港ができればカイラスへの道もいささかラクにはなりますね。 

原文は こちら(漢語)

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2005.07.08

報道:転機のチベット(産経)

7月7日付産経新聞で「転機のチベット」という連載が開始されました。

これまでご紹介したとおり、中国側のアレンジによる在北京日本人記者のチベット訪問ツアーでの連載。
ネットには掲載されていません。

記事の冒頭は、概略:

・ジョカンの僧侶に「時代とともに人々の生活は変わった。僧侶の役割も変化し、私たちは寺の管理者となった」といわれた。
・参拝客は絶えなかったが”僧侶との間にふれあいが感じられなかった”、”寺がチベットの人々の心のよりどころになっているのは間違いないが「管理された宗教」との印象が残る”。

ついでに、読売新聞サイトから
鳥インフルエンザ、中国の渡り鳥繁殖地で大量死

【ワシントン=笹沢教一】渡り鳥の世界的繁殖地である中国中西部・青海湖で、病原性の強い鳥インフルエンザウイルス「H5N1型」によるガンなどの大量死が確認され、今後、渡り鳥を介して、「H5N1型」が、欧州、オセアニア、東南アジアなど広範囲に広がる危険性が高まっていることが明らかになった。


続きは こちら

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2005.07.07

報道:ダライ・ラマ:70歳の誕生日 

毎日新聞サイトから。

ダライ・ラマ:70歳の誕生日 中国政府との対話は平行線
 

【北京・大谷麻由美】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が6日の誕生日で70歳を迎えた。特使が02年から中国政府との対話を続けているが、議論は平行線。中国軍による1959年のチベット武力鎮圧で、ダライ・ラマがインドに亡命して既に46年が過ぎたが、帰国の見通しは立っていない.

続きは こちら

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2005.07.04

報道:チベット族が警察襲う ナイフ没収に激怒 中国吉林省

asahi.comから。

中国東北部の吉林省長春でチベット族数十人が警察を襲い、警察側は300人の警官が応戦、1人を逮捕した。4日付香港紙太陽報が伝えた。

 事件は先月29日から30日にかけて起きた。長春の市街地で29日、警官がチベット族に対し、所持品検査を行い、その際、警官がナイフを没収しようとして争いとなった。

続きは こちら

吉林省とはまた遠くですね。地図参照。
China_provinces_jilin
出稼ぎのカムのおにいさんでしょうか。
しかし、60人も一気に集まれるということは相当いるんでしょうね。

吉林省というと、鹿の角とかの動物系漢方薬が特産だから、その関係の商売でもしてんのかな。
いや、北京に住んでた時には、チベット人が道端に座り込んで、鹿の角とかそういう怪しげな薬剤を売ってるのをみたことがあるんで。

地図はwikipediaから借りてきました。
吉林省の説明は こちら
モトねたの香港太陽報は こちらで、本件は「両岸新聞」のところにあります。

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2005.07.03

企画:もうすぐ1万Hit!

今年1月のBlogデビューからもうすぐ1万Hitとなります。
ご訪問、ありがとうございます。

で、右下のカウンターで10000をGetした方、及びその前後賞の方、日付時刻と以下の方法でその模様を添えてtibemono@yahoo.co.jpにご連絡ください。

1)デジカメとかで画面を直接撮影して送付。
2)WinならPrint Screen(Prt SC)キーを押すと画面のコピーがメモリに保存されるんで、それをWinならアクセサリ→ペイントに貼り付けて保存して送付
3)その他、何らかの証拠で。Macはよく判らないし。

ラサから直送のプレゼントがあります。

何らかの理由で住所氏名を連絡したくないという方はそれはそれで。

感謝の気持はおなじみ、長田幸康氏が窓口になっているTashi Tsering氏のナムリン学校プロジェクトに寄付で表明させていただきます。

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2005.07.02

チベットの衛星写真

風来坊さんの「あほケツな日々」でGoogle Mapでのラサの衛星写真が紹介されてます。

この手の衛星画像が見られるサイトとしてはアメリカの連邦航空宇宙局(NASA)が提供してるWorld Windというフリーソフトがあるんですね。紹介はこちら。180Mbあります。結構ハマります。

lhasa
これで見てみたラサの風景の画像を貼り付けておきます。写真をクリックすると拡大します。左上方の白いカタマリがポタラ宮でしょう。

で、チベットといえばなにはなくとも、カイラス。
風来坊さんご紹介のGoogle Mapではこちら
kailash

これまた写真をクリックすると拡大しますが、下の濃い青色で右がマパム・ツムツォ(マナサロワール)、左がランガク・ツォ。その上の「凸」みたいなのがカイラスでしょうね。
Googleの方をみていただくと、左脇の上下に走るムカデみたいな線を上のほうに行けば拡大します。

kailash_osada
ま、カイラスといえば北面の写真が有名ですが、上からみるとあまり神々しくはないですね(笑)。

その他、世界各地の風景をみたい方には”NASA World Wind Bookmark"でリストされてます。こちらはGoogle Mapのリンクも掲載。
チベットも含めた中国関係はこちら。エベレスト、成都、麗江、ラサ、九寨溝とか、北京、上海も。

あと、自分の住んでる街をみたいとかいう向きには”NASA World Wind"を。
日本の市レベルのリンクのほか、こちらはエベレストとかカンチェン・ジュンガとかのヒマラヤとか、四姑娘山とかのチベットの有名な山へのリンクも掲載。

中国政治カンケイでDeepな向きには、一般人立ち入り禁止の北京の中南海の衛星写真もあり。
Googleにリンクしますが、メ一杯拡大すると故宮全景が見えますがその左側(西側)。
これが中南海。池に浮かぶ建物は、要人の会見に使う瀛台かと。

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