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2005.07.13

本:「ブータン仏教から見た日本仏教」

ブータン研究で著名な今枝由郎先生の新刊です。

書名:「ブータン仏教から見た日本仏教」
版元:NHKブックス
値段:920円

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はしがきに曰く、

日本仏教は仏教といえるのか? 日本仏教の本質を見極めるために、いま外部から見ることが必要とされている。フランスで仏教研究に従事し、同じ大乗仏教国ブータンで暮らした経験、研究成果から、回忌法要、僧侶の妻帯・世襲など、日本仏教の異質性を鋭く解き明かす。併せて世界的視野から本来の仏教の姿を紹介。

内容は、今枝先生の自分史というか、子供の頃の仏教との出会い、高校の頃から仏教の原典を読みたいとパーリー語、サンスクリット語を勉強し、大谷大学、フランス、ブータンとたどる仏教探求遍歴が前半部分。これに加えて、ブータン仏教からみた日本仏教の現状への違和感、そして、仏教の中心思想とは何かとの解説、日本仏教の今後の展望、というあたり。

特に、日本仏教への違和感については、子供の頃から親しんできた浄土真宗への決別として、「私は日本での葬儀は一切行わず、ブータンでささやかな追善供養を営んでもうらうことを遺言に記した。もちろん、戒名も、墓も、回忌法要もない」(P137)に集約されてます。

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日本経済新聞朝刊の文化面、「愛の流刑地」のちょっと上の左側の囲み記事はいつも社会的に名を成した人が友人関係などをテーマに書いていますが、今日(7月18日)は確か映画字幕翻訳家の戸田奈津子さんが、リチャード・ギアの仏像・チベット仏教文化への傾倒ぶりについて語っていましたね。

先日、東京国際フォーラムの相田みつを美術館でやっていた「チベット砂曼荼羅の世界」というイベントをちょっとだけ観てきました。http://www.tibethouse.jp/event/2005/70th/#mandara

奥の部屋でチベット僧らしき僧衣をまとった男性が二人、砂曼荼羅を丹念に描く作業をおこなっており、多くの見物人がその周りを囲んで観ていました。

映画では、ブラピの「セブン・イヤーズ・イン・チベット」の中で、中国共産軍の高位の軍人が幼いダライ・ラマ法王の目の前で砂曼荼羅を足で踏みにじるシーンがあったのを、象徴的なシーンとして覚えています。

砂曼荼羅は時間をかけて完成させてもすぐに壊してしまい、使った聖砂は川に流すのだとか。生々流転、砂は川より運ばれ、川に返すということなんでしょうか・・・。

Posted by: あらけん | 2005.07.19 12:45 AM

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