香港紀行(その2)
香港紀行つづき。
それで、骨董品で有名な香港島の上環荷季活道(Hollywood Rd)を歩いていて、別に仏像は買わなかったんですが、一軒の店先に放置されていた画集をGet。
「浙江時代2005春季芸術品拍売会 仏教造像専場」(2005年06月)というもので、中国は浙江省の杭州にある芸術品オークション会社の仏像オークションの出展作品集でした。投売り30香港ドル(500円)。
中身、結構スゴいです。皆ホンモノであれば。全部で110以上の仏像が出品されていて、明代はデフォルト。元代だの西チベットのグゲ遺跡から出た9-11世紀の仏像だのと。
写真は商品番号49番の17世紀のパドマサンババ像。高さ60cm。オークション開始価格15万~18万元。大体230万円ってところかと。
TV東京の「開運!なんでも鑑定団」をみても、大体中国モノってのはハズレという印象だし。私は鑑定眼がないのでよく判りません。小学校中学校で図工・美術はスキじゃなかったし。
それで、本の中身はこのオークション会社のページに全て掲載されてます。こちらで。
漢語ですが、写真は全作品に掲載。信仰よりも俗世の垢、という方にはついでに当初価格と落札価格も。
で、このパドマサンババ像、結局24万元(360万円位)で落札されたようです。ホンモノなのかなぁ。わからん。
ついでにグゲ遺跡出土は商品番号77番。金剛薩埵。高さ12cm。土を固めて焼いたもの(右下写真)。
これは優美で印象に残るけど、1000年以上も前にグゲで作られたものかは判らんなぁ。
いずれにせよ、外国人がこういうものを買って帰国しようとしても、確か100年以上たっている文物の国外持ち出しは中国国家文物局か何かの許可が要るのかと。
ま、そんなもの買わないんで、私はどうでもいいんですが。
と、ここまで書いてきて、香港紀行とはタイトルに偽りありですかね(笑)。
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