雑誌 Coyote(コヨーテ)
Switch Publishing発行の雑誌 Coyote(コヨーテ)の2005年10月10日号は沢木耕太郎の「深夜特急ノート」ということで、ご存知、”深夜特急”の特集です。サイトはこちら。
沢木耕太郎が香港から乗り合いバスでロンドンを目指したのは1974年。当時は政治的事情もあり、チベット文化圏はアクセスが困難でした。インドのラダックは1974年に旅行者受け入れ解禁。中国のチベット自治区が一般の旅行者を受け入れたのは1985年頃。
深夜特急の旅にはそもそも中国は出てきませんし。当時は中国共産党の招待でしか中国は訪問できませんでした。香港の中国を望む国境展望台の話が出てきますが。
で、沢木耕太郎はその後、チベットに行ったことがあるのか?
このCoyoteに掲載された「韓国の若い旅人たちへ」と題されたエッセイ(「深夜特急の韓国語翻訳が出るので、それに序文を寄稿しているとのこと)で、04年秋には「ネパールとチベッを往復する旅に出ました」、「チベットとネパールの国境付近では、旅の途中で知り合ったらしい日本の若いバックパッカーと、香港の若い女性の二人組みに話しかけられました」ということらしいです。
多分、最新刊のヒマラヤ登山のノンフィクション「凍」の取材で行ったんでしょうね。
沢木耕太郎がチベットをどうみたのか、それは気にはなりますが、それ以上の話が出てこないのが残念。
「凍」も遭難しかけた登山家夫婦の話で、沢木耕太郎の旅行記じゃないし・・・・。
で、Coyoteですが、2005年4月号で、「ダライ・ラマの歩んだ道」を特集してます。詳細はこちら。
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