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2005.10.30

05年11月期のちべものTV

既に放映したものですが、記録として
○ワールドビジネスサテライト 巨龍中国西へ(1)雲上走る鉄道」
2005.10.27(木) 23:00- テレビ東京
サイトはこちら。

以下は11月期の放映予定。随時改定します。

○「アジア・知られざる道を行く 天空のパノラマを行く」
2005.11.08(火)23:00-23:55 NHK-BS2
多分、10月にNHK-Hiで放映した青海ーチベット公路の短縮版では?(原版は約2時間)

○「浪漫紀行・地球の贈り物 幸せを呼ぶ舞 ブータン王国の春」(再放送)
2005.11.08(火)23:00-23:30頃 BS-i

○「中国・パンダロードを行く」(再放送)
2005.11.09(水)09:30-11:30 NHK-Hi

○BS世界のドキュメンタリー ブータン青春ラプソディー 伝統と現代のはざまで
2005.11.20 22:20-23:00 NHK-BS1

スペインのTV制作。番組サイトはこちら
内容は↓
2年前、ブータン初のディスコがオープン。若者の間に現代な生活を謳歌してみたいという要求が出てきた。ブータン初のディスクジョッキーをめざし、現代化路線をひた走ろうとする一人の青年と、他の多くの青年と同様、伝統に忠実に僧侶としての道を歩みだした青年。人生の幸せとは何かを考える2人の生活を対比させながら、過去2年で急速に様変わりしようとしているブータンの今を見つめる。

○「アジア・知られざる道を行く 天空のパノラマを行く」(再放送)
2005.11.21(月)23:25-25:15 NHK-Hi
10月にNHK-Hiで放映した青海ーチベット公路モノ。

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2005.10.23

雑誌 Coyote(コヨーテ)

Switch Publishing発行の雑誌 Coyote(コヨーテ)の2005年10月10日号は沢木耕太郎の「深夜特急ノート」ということで、ご存知、”深夜特急”の特集です。サイトはこちら
cover

沢木耕太郎が香港から乗り合いバスでロンドンを目指したのは1974年。当時は政治的事情もあり、チベット文化圏はアクセスが困難でした。インドのラダックは1974年に旅行者受け入れ解禁。中国のチベット自治区が一般の旅行者を受け入れたのは1985年頃。

深夜特急の旅にはそもそも中国は出てきませんし。当時は中国共産党の招待でしか中国は訪問できませんでした。香港の中国を望む国境展望台の話が出てきますが。

で、沢木耕太郎はその後、チベットに行ったことがあるのか?

このCoyoteに掲載された「韓国の若い旅人たちへ」と題されたエッセイ(「深夜特急の韓国語翻訳が出るので、それに序文を寄稿しているとのこと)で、04年秋には「ネパールとチベッを往復する旅に出ました」、「チベットとネパールの国境付近では、旅の途中で知り合ったらしい日本の若いバックパッカーと、香港の若い女性の二人組みに話しかけられました」ということらしいです。

多分、最新刊のヒマラヤ登山のノンフィクション「凍」の取材で行ったんでしょうね。

沢木耕太郎がチベットをどうみたのか、それは気にはなりますが、それ以上の話が出てこないのが残念。
「凍」も遭難しかけた登山家夫婦の話で、沢木耕太郎の旅行記じゃないし・・・・。

で、Coyoteですが、2005年4月号で、「ダライ・ラマの歩んだ道」を特集してます。詳細はこちら

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2005.10.21

当面のちべものTV

○亜細亜見聞録「中国青海省・黄金の天空に舞う」
10.23(日) 21:00-21:55 BS朝日
内容は「中国の養蜂」ほかだそうで、どえらい地味な番組みたいだ。
それとも健康食品メーカーとのタイアップ番組でしょうか?
googleで「青海」「ハチミツ」と入れるといくつかヒットします。
青海省でハチミツが取れるとは知らなかったです。

○地球ふしぎ大自然「レッサーパンダはなぜ立つ?中国・竹林の小宇宙」
10.24(月) 20:00-20:45 NHK総合

番組サイトは、こちら

*--------来月11月放映予定でまだまだ先ですフィールド展開(笑)-------

○BS世界のドキュメンタリー ブータン青春ラプソディー 伝統と現代のはざまで
11.20(日) 22:20-23:00 NHK-BS1

スペインのTV制作。番組サイトはこちら
内容は↓
2年前、ブータン初のディスコがオープン。若者の間に現代な生活を謳歌してみたいという要求が出てきた。ブータン初のディスクジョッキーをめざし、現代化路線をひた走ろうとする一人の青年と、他の多くの青年と同様、伝統に忠実に僧侶としての道を歩みだした青年。人生の幸せとは何かを考える2人の生活を対比させながら、過去2年で急速に様変わりしようとしているブータンの今を見つめる。

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2005.10.17

青海ーチベット鉄道竣工

10月15日に、青蔵鉄道の線路敷設工事が竣工したそうです。
tibtrain

報道として、

青蔵鉄道、全線敷設の祝賀式典 試運転は来年7月 (asahi.com)

チベット初の鉄道「青蔵鉄道」完成、北京とラサが直結(讀賣新聞サイト)

15日はゴルムドから、米、小麦粉、鋼材等のチベット自治区への支援物資を載せた貨物列車「雪域神舟号」が到着したんだとか。神舟号というのは中国の有人宇宙船の名前でもありますね。しかし、共産主義国家で「神」とかつけていいのか。

営業開始は来年06年7月1日。甘肅省蘭州からラサまで24時間の予定。北京からだと48時間。ただし、信号や通信系統のチェックにさらに15ヶ月くらい必要ということで、客車が走るのは再来年07年頃になるんでしょうか。

この鉄道開通については、既にここでも10月6日付けで記事にしました。こちらに

この10月6日付の記事で紹介した、政治的、経済的な問題点以外にも、更なる問題点として、中国側の公式メディアの西蔵信息中心にも堂々と書いてありますが、

沿線の住民とかが、勝手に鉄道の資材を盗んで行ってしまったり、信号通信機材を壊してしまう。(記事はこちら

 リンク先の記事にあるとおり、党中央及び国務院の重要戦略決策という大層なので「青蔵鉄道の設備や器材を盗んだり売っぱらうな。犯罪だぞ。自首したら寛大に処置してやる」てのを出します。

 中国のイナカをバスで走ったことがある方は見たことがあるかもしれませんが、道路沿いに「光ファイバーケーブルを勝手に切って盗むな。盗むと犯罪だぞ」という看板が結構あったりします。線路だの信号機だの通信用のファイバーケーブルをはずして持っていってしまうとかいうのが今後あるかも。これは政治的なテロ・破壊工作みたいな大げさなものじゃなくて(そういう懸念がないとは言わないが)、そもそもそういうのを売って商売にする輩がいるからで。

○さらに今後深刻なのが、地球温暖化の影響(記事はこちら
青蔵鉄道は一部線路が永久凍土の上を走ってますが、温暖化でこの永久凍土が解け出すと、線路がゆがむという懸念もあります。

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2005.10.16

ガイドブック改定情報

チベットの日本語のガイドブックといえば「地球の歩き方」と「旅行人ノートチベット」ですが、改定情報を。

arukikata

○「地球の歩き方 チベット」
2003年12月が最後の改定でしたが、2年ぶりに次回改訂版が11月18日あたりに発売予定。
サイトはこちら

○「旅行人ノート チベット」

こちらも2002年7月が最後の改定ですが、旅行人サイトの掲示板で、蔵前編集長が以下の通り述べておられます。

noteZ

 2 名前:編集長 投稿日:2005/10/11(火) 16:02:31 [編集長]
チベットの改訂、お待たせしております。
何月とはいえませんが、来年には改訂します。


サイトはこちら
(遊星旅社の「ご意見板」の”【心待ち】「チベット」改訂はいつ?”)

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2005.10.13

追記:パキスタン地震

ダライ・ラマ法王日本代表部(チベットハウス)のサイトで、10月12日付けで記事がありました。

ダラムサラでは多少の揺れは感じられたものの、負傷者や家屋の被害はないとの確認情報が入りました。

全文はこちら。

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2005.10.11

パキスタン地震の影響

10月8日に発生したパキスタン大地震について、このサイトの関連で。

・ダラムサラでは15秒間の揺れを感じたが、死者、物的被害などは報告されていない。
ネタ元:phayul.comのこちら

ラダック地域では被害はなし。
ネタ元:インドのThe Tributeサイト。記事はこちら
EQ

上記のphayul.comの記事ではダラムサラでは1905年4月に死者数千人の地震があったとのこと。確かこれで当時英国人の避暑地として繁栄していたダラムサラは廃墟同然となり、亡命したダライ・ラマ法王を1960年に受け入れるまで寂れたままだった、ってことでしたっけ?

ラダックでは1965年6月にM6.1の地震が、1986年7月にはインド・チベット国境で同じくM6.1の地震が起きているとか。ネタ元は同じくインドのThe Tribute。記事はこちら

地図は英国BBCのサイトから借りてきて、極めておおまかに、このあたりがラダックとダラムサラの位置だろう、てのを入れました。

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2005.10.10

本:「チベット寺院・建築巡礼」

書名:「チベット寺院・建築巡礼」
著者:大岩昭之
出版:東京堂出版 版元サイトはこちら
値段:2600円+税
ohiwa

チベット建築といえば、大岩昭之先生。過去の御業績については、例えばこちら。ゲサンメドのサイトに飛びます。

で、今回の本はチベット文化圏全域の主要な建築物の写真+紀行の記録。ラサ、東チベット、西チベット、ネパール(ムスタン、ドルポ)、北西インド(ラダック、ザンスカール、スピティ)に加え、ブータン、内モンゴルや承徳まで。さらに民家、遊牧民テントまでをカバー。

これに加えて、チベットの建築の歴史的変遷と特徴の論文という構成。
contents

上記の書名のリンク先のamazonも版元のサイトも内容は簡単にしか紹介してないので、目次の写真を掲載しておきます。

私としては東チベットのギャロンの石(石周)という塔が連立してる風景が興味深かったです。上記のゲサンメドのサイトでも写真が見られます。

ギャロンは最近話題のチベット人3姉妹シンガーのシュエリェンのふるさと。

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2005.10.09

Tibet Infonet サイト起動

チベット情報を提供しつづけてきたロンドンのTibet Information Netowrk(TIN)ですが、今般資金問題により閉鎖となり、代わって、新たにドイツでTibetInfoNetが立ち上がるというのは以前ここでもお伝えしました。
本件に関して、まとまっているのはRyoheiさんのiTibet。記事はここ
tin

TibetInfoNetで、これまで建設中だったネットサイトですが、少しずつですが、内容が追加されてます。
サイトはこちら

で、現時点では、ロンドンのTINサイトは接続できなくなっています。
ryoheiさんもご指摘のように、TINのサイトにあったコンテツツですが、もう見られなくなってしまうとなると、どえらい損失なんで、TibetInfoNetサイトとかに移管してほしいです。

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Miss Tibet2005選出

10月8日にお披露目でした。
ミス・チベット2005になったのはテンジン・ニマ嬢。1983年に南インドのチベット難民入植地があるBylakuppe生まれ。現在はデリー大学で英文学の学士号取得に向けての最終学年。趣味はバスケとヒンズー音楽のダンス。
misstibet

副賞は10万インド・ルピー(25万円位)の奨学金。

ここの10月1日の記事でも紹介したように、今年のミス・チベットコンテストには8人の申し込みがあったけど、最終的に出場を決めたのはこのテンジン・ニマさんだけ。

「チベットの女の人は聴衆の前で自分の考え方を話したり、ミス・チベットのようなイベントに出るような自信は持ってないってのが普通だと判ってる」ということで、こういうコンテストに出るのは色々世間的な軋轢があることを認めてます。


10月8日はパキスタンで大地震がありましたが、ダラムラサでも揺れを感じられたとか。しかも昨日の午後はダラムサラは大雨で、ミス・チベットの門出としてはイマイチだったそうで。

Miss Tibet公式ページはこちら(英語)。

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2005.10.06

報道:青海チベット鉄道

朝日新聞では10月4日の朝刊に掲載されてましたが、ネットではこちら

旅客列車は北京や上海、広州などと結ばれ、北京-ラサは48時間程度で走る予定だ。五つ星ホテル並みのシャワー・トイレ付きの個室や、天井をガラス張りにしたパノラマ車もつくる。

なんだそうです。
railway

で、オーストラリアのThe Ageという新聞にも同じような時期に取材に行ったと思われる記事がでてました。

ここではダライ・ラマ法王のこの鉄道に関しての最近のコメントとして「鉄道は(チベット)が中国の域内にあることの具体的な経済上の恩恵に数えられるが、それも(チベットの)宗教と文化が守られるかどうか次第である」( the exiled Dalai Lama said recently the railway was one of the tangible economic benefits of being in China, if only religion and culture could be protected.) というのが紹介されています。

全文はこちら(英語)

写真はチベット・青海鉄道の車両。
phayul.comの記事から借りてきました。

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2005.10.05

TV:今日でしたが。

〇「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」
10月5日(水) 19:00~20:54 日本テレビ

▽秘境ムスタンに命懸けた果物の魔術師

【追記】

見てみたら、偶然かもしれませんが、チベットもの2本立てでした。

ひとつは世界遺産となっているダージリン・ヒマラヤ鉄道でした。ま、これは特に・・・ということで省略。

もうひとつはネパール・ムスタン・地域開発協力会(MDSA)の理事長である近藤亨氏が現在ムスタンで行っている稲作について。近藤氏は30年近くもの長きに渡りネパールで果実栽培などの農業技術協力に従事されてきました。このNPOのサイトはこちら

番組でも一部触れられていましたが、稲作などの農業技術協力以外にも学校や病院の建設もやっているとのこと。

過酷な自然条件の中でそもそも農業というのは行われていなかったため、水路を作り、肥料もないため、堆肥を作るべく牧草地と家畜を飼い、イネが生育するには気温が低すぎるというので、ビニールハウスを作り、いざ芽がでたらラバに全部食べられてその年は全滅し、しかしあきらめず・・・という気の遠くなるような話。結局収穫できるまでに8年かかったということでした。

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2005.10.01

無投票当選:今年のMiss Tibet

Miss Tibetというと、インドのダラムサラで2002年から毎年やってるミスコンです。チベット問題に関する国際的な関心を持ってもらうには、デモや集会だけじゃねぇ。やっぱ、チベット人の若くてきれいなおねぇさんだったら、世界の色々なところに出て行きやすいし、そこで、チベットの伝統や状況を語ってくれれば、注目も集まるし、ってことです。

ただ、やはり世界的に活躍しようとしたら、中国政府から妨害もあったりしました。
長田幸康さん「チベット式」の本件に関する記事はこちら

で、payul.comの記事によると、今年のコンテストは8人申し込みがあったけど、コンテストに向けてのステージングの練習にたった1人しか現れず、他の7人は申し込みだけして来ず、結局、このカノジョがMiss Tibetに無投票当選確定だとか。

こうなっちゃった背景としてダラムサラの亡命政府から「こういうショーはチベット人らしくない(un-Tibetan)」って言われちゃったことも影響してるみたいです。

で、今年のMiss Tibetは10月8日にダラムサラでお披露目予定。
あと、2003年にも、このように他に誰もいなかったんで、コンテストにならず無投票当選というケースがあったとか。
misstibet

写真はMiss Tibet公式サイト掲載の歴代Miss Tibet.
左から2004年のTashi Yangchenさん、2003年のTsering Kyiさん、2002年のDolma Tseringさん

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