こんどは英国のチャールズ皇太子
11月11日にはアメリカのブッシュ大統領とダライ・ラマ法王の会見を記事にしました。
で、今後は英国。
11月14日の各紙で「チャールズ皇太子日誌で中国批判」というのが出てました。
たとえばスポニチの記事はこちら。
でも、この記事は肝心なところがカットされてるようです。
私がNIFTYのニュースクリッピングでGetしたモト記事(共同通信配信)には、
中国外交官は「ろう人形」 英皇太子、日誌につづる
共同通信ニュース速報
【ロンドン13日共同】13日付の英大衆紙メール・オン・サン
デーは、チャールズ皇太子が1997年の香港返還式典で会った中
国外交官について、個人的な日誌に「ぞっとする古いろう人形のよ
うだった」などと表現していたと報じた。
当時の江沢民・国家主席を批判した記述もあり、同紙は中国との
外交問題に発展する可能性もあると指摘している。
日誌は皇太子が定期的に書き、友人や親せきなどに配布している
という。PA通信によると、皇太子公邸クラレンスハウスは「誰か
が違法な手段で入手したことは明らか」で、同紙に対する法的手段
を「真剣に検討する」としている。
皇太子は「香港返還」と題した記述で、式典の様子について「ひ
ざを曲げずに足を伸ばす歩調の兵士がばかげた煩雑な行事を行い、
すさまじいソ連スタイルだった」と指摘。江主席についても「ある
種のプロパガンダ演説をして、忠実な中国共産党員が大声で喝采
(かっさい)を送った」と記した。
チャールズ皇太子は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の支持者だという。
と、なかなかアジのある終わり方になってます。
何でスポニチは最後の2行を消したのか!
ここがおいしいところなのに、と言ってもしゃーないか。
てことで、調べてみたら、英国のチャールズ皇太子とダライ・ラマ法王は最近では2004年5月にロンドンで会見してます。
これに関してのBBCの記事で、皇太子の報道官の説明では、
・精神的指導者(ダライ・ラマ法王のこと)に対する皇太子の支持はよく知られている。
・何年もの間、皇太子はチベットの人々の状況について懸念を抱いており、まだ、ダライ・ラマの平和的解決に向けた努力に対しても感銘を受けている。
なお、チャールズ皇太子がダライ・ラマ法王と会見するのはこの時で3回目。
記事はこちら(英語)。
どうも、前の奥さんとのこともあって、人気はイマいちなんですが、こういうところもあったのかと、見直しました。
ま、エラそうに言うことじゃないんでしょうけど。
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