ラサのビール
チベット・ラサといえばビールである。そういうことにしておきましょう(笑)。
90年代半ば位までは、街中で手に入るのは、青蔵公路をはるばる運ばれてきた蘭州ビールか、正体不明のBlue Ribbonとかいうカンビールでした。
数年前くらいからラサビール(拉薩(ロ卑)酒)が街中に出回るようになりました。
ラサビールは04年2月にデンマークのカールスバーグと合弁になったんですね。詳細はこちら(英語)。しかも、デンマーク政府の対外援助の公的資金も得ての合弁のようです。
これで、ラサビールの天下かと思えば、世の中甘くなかった!
で、今年の正月に行ってみたら、新顔ビールが急速に席巻しておりました。
ラサからずっと東、チャムド(昌都)で製造された”雪花ビール”が最近デビューしたようです。
これは、現在中国で全国展開している華潤雪花ビール有限公司製造。華潤集団公司は、毛沢東の時代からある商務部(以前の対外経済貿易合作部:日本でいうと経済産業省)傘下の企業。 04年10月にチャムドにあったビール工場を買収して製造開始だとか。
で、飲み比べてみると、ラサビールは昔同様で、”薄い、すっぱい”。あとは、”泡がでない”。
どうもホップをケチっているんではないかという説も。
雪花は一応泡も出て、結構しっかりした味でした。
値段は両方同じで大体5元。やはり雪花の勝ちかな。
で、雪花ビールは全国展開しており、成都の火鍋屋でも雪花ビールが大量に売られてました。これは四川省の綿陽かそのあたりの製造でした。
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