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2006.02.22

ついに決定!チベット ヘリテッジ ファンド 東京講演会

東京でも講演会が決定しました!よろしくお願いします。

国際NPO ”チベット ヘリテッジ ファンド” 東京講演会

「チベットの歴史建築物の紹介-十年にわたる研究と保護活動を通じて-」

チベット・ヘリテッジ・ファンド(Tibet Heritage Fund: THF)は、ドイツで登録された国際NPOであり、1996年に、チベットのラサ旧市街の保護活動を開始し、主にチベット建築の保護修繕、測量記録及び伝統技術者の育成に力を入れています。

今般、THFのスタッフが学術交流等を目的に来日するのに伴い、これまでの活動の成果についてご紹介する機会を設けたいということで、東京での講演会を企画しました。

チベットの伝統建築の姿や、厳しい環境・風土の中での歴史的な建築物を伝統的な手法を活かして、どのように保存し、次の世代に伝えていくのかについて話していただく予定です。

日時:2006年3月19日(日) 午後3:00~午後5:00(開場は14:50です)

講演会場:唯称寺(東急目黒線 武蔵小山駅下車徒歩4分) 地図はこちら

講師:  アンドレ・アレクサンダーさん(Tibet Heritage Fund 代表)
     ピンピン・デ・アゼベードさん(Tibet Heritage Fund 代表)
     平子 豊さん(THF 中国プロジェクト責任者)

主催:チベット ヘリテッジ ファンド (Tibet Heritage Fund)

参加要領: 会場の都合から、先着100名様とさせていただきます。 参加希望の方はメールでお名前をtibemono@yahoo.co.jpにご連絡ください。
(個人情報保護の世の中ですから、住所や電話番号等は不要です)
折り返しご確認の返事を差し上げます。また、参加費は無料です。

【講演内容】  
チベット建築文化の概観と「チベット・ヘリテイジ・ファウンド(THF)」の10年間の活動を、スライドやデジタルイメージを使いながら紹介します。英語、日本語2カ国語。

【開催趣旨抜粋】  
チベットの建築は、高原の厳しい気候の変化に堪えうる厚い石壁、土壁と陸屋根のどっしりとした外観、チベット仏教文化の育んだモチーフを基調とした手の込んだ彫刻、多様な色彩で飾られた美しい木製内部構造など、チベット独自の文化を代表するものです。
しかし、中国の文化大革命や近年の開発政策下で、貴重な歴史的建築物が大きな危機にさらされています。

「チベット・ヘリテイジ・ファウンド(THF)」は、こうしたチベット建築文化の保護に率先して貢献しようと、ドイツ、ポルトガル、日本、中国、チベット・ラサの有志により1996年に発足しました。

 THF はシステム化された方法で多様なチベット建築物を記録すると同時に、海外から募った基金を元にチベット建築の修復、保護をしています。さらに、実際の修復工事を通じ、失われつつあるチベット伝統建築工法の活用の場を提供し、若いチベット人に伝統技術を継承、技術者の育成もはかっています。

 これまで、チベットのラサ旧市街地、北インドのラダック地方レー旧市街地、中央チベット、東チベット(カム地方)、チベット北部(アムド地方)及びモンゴルのチベット仏教寺院の修復など、広範囲に活動を展開してきました。

【書籍の販売】  
講演当日は、THFの最新の出版物2冊が紹介、販売される予定です。国内の一般書店では手に入りにくい貴重な書物です。興味のある方はこの機会にお求めください。

  ■《Temple of Lhasa, Tibetan Buddhist Architecture from the 7th to the 21st Centuries》(ラサの寺院―7世紀から21世紀のチベット仏教建築)

■《A Manual of Traditional Mongolian Architecture》(モンゴル伝統建築マニュアル)  

THFの詳しい情報はこちらで。

皆様のご来場をお待ちしております。

また、3月14日(火)午後4:30~午後6:30には京都でも講演会が予定されております。詳細はこちら

東京講演会スタッフ:
世話人 浅田 メール:tibemono@yahoo.co.jp  サイト:”ちべ者”(こちら)
協力者 長田幸康さん サイト:"I love Tibet"( こちら)。
      裏るんたさん サイト:"裏るんたのページ"(こちら)
      ryoheiさん  サイト:"iTibet" (こちら) 

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2006.02.19

当面のTV

多分、本年最初のチベット関係オリジナルTV番組です。3時間近くある番組の一部です。

02月25日(土) 21:00-23:48 TBS

生命38億年スペシャル 人間とは何だ!?」

番組サイトから↓サイトはこちら

5・ヒマラヤの不思議な世界・・・レポート:山口達也

インド・ラダックへの旅。大自然と共に生きる人々と生き物たち。チベット仏教寺院の五感に訴えかける儀式。「人知を超えたもの」と素直に向き合う生活。かつての日本の風景にも似た世界で、山口は何に触れ、何を感じるのか。

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チベットでの毛皮焼却イベント

今年1月のダライ・ラマ法王が、インドでのカーラチャクラで、動物愛護の観点からの”毛皮を着ることは恥ずかしいことだ”と言われたのを受けて、現在、チベットのアムド(中国の青海省)では、レコン(Rebkong、漢語では同仁(Tongren)のロンウー・ゴンパを中心に、毛皮の衣服や帽子等を集めて燃やしてしまうというイベントが行われています。

本件は、長田幸康さんのBlog、”チベット式”で紹介されていて、

”毛皮なんて恥ずかしい! チベットの民族衣装に大異変!? ていうかダライ・ラマの影響力は絶大”。(06.02.13)。記事はこちら

続報として、 ”チベット人の動物愛護イベントを(案の定)中国が弾圧”(06.02.18)。記事はこちら。

上記記事にもあるとおり、野生動物保護というのは中国政府も唱えている方針だけに、ユキヒョウのような希少動物の毛皮はもう使わないというのはいいが、ともかく、ダライ・ラマに言われてチベット人が盛り上がるのはダメということで、最近は毛皮焼きは禁止、警察や軍隊がレコンの街に投入されており、関係者の拘束もあるとか。

で、インドのチベット関係サイト phayul.com に、その毛皮焼きの模様のビデオがアップされました。06021805572243

記事はBurning the animal skin revolution sparked in Tibet”

この記事の末尾にもある "Click here to view the full video clip"をクリックするとロンウー・ゴンパでの毛皮焼きに集まった人たちの風景が見られます(Windows Media形式)。画像を納めたディスクは中国の官憲の目をかいくぐってダラムサラまで密かに持ち出されたものだとか。

画像をみると、確かにものすごい盛り上がりで、どうも幕末日本の”ええじゃないか”運動を髣髴させるものがあります(>比喩としてどうかとも思いますが)。

ま、ダライ・ラマ法王の言葉がきっかけになって、あっという間に数千人(>”主催者”側発表だけど)のチベット人がお寺に集まり、しかも火を盛大に焚いて盛り上がってる、というんでは、さすがに中国政府も放置してはおけないんでしょう。

Phayulの記事でも、今回の毛皮焼きは、中国政府の自然保護のお題目を逆手に取った、”ガンジーの不服従運動のチベット版だ。アムドと同様の動きはラサやカンゼでもあるらしい”なんてコメントも紹介されてます。ガンジーも英国への不服従を示すために英国製の衣服を燃やしたことがあるそうで。

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2006.02.16

講演会:「チベットの歴史建築物の紹介-十年にわたる研究と保護活動を通じて-」

関西方面限定となりますが、講演会のご案内です。

チベット・ヘリテッジ・ファンド(Tibet Heritage Fund: THF)は、96年からバルコルを中心としたラサの旧市街の伝統建築の補修・保存などで実績を上げ、最近はラダックやモンゴルにまで活動範囲を広げてきている国際NPOです。

THFの活動の集大成である著作、”Temples in Lhasa"については、過去、このサイトでご紹介したことがあります。記事はこちら。

2月から3月にかけて、THFのスタッフが来日することとなりました。私もTHFの活動といささかのご縁があり、ここで、まずはスケジュールが決定している関西での講演会を宣伝させていただきます。

関西以外にも、東京で彼らの活動をご紹介できる場がもてないかどうか、現在検討しているところです。決まったら、またご紹介しますので、その際はよろしくお願いします。

===大谷大学真宗総合研究所西蔵文献研究班 公開講演会===

「チベットの歴史建築物の紹介-十年にわたる研究と保護活動を通じて-」

講師:アンドレ・アレクサンダー、ピンピン・デ・アゼベード(Tibet Heritage Fund代表)
     平子 豊 (THF 中国プロジェクト責任者)

この度、大谷大学真宗総合研究所西蔵文献研究班の主催により、国際NGOチベット・ヘリテイジ・ファウンド(THF)が京都において講演会を催すこととなりました。

THFは1996年に、チベット ラサ旧市街の保護活動を開始し、主にチベット建築の保護修繕、測量記録及び伝統技術者の育成に力を入れています。

現在までにラサを中心とした中央チベットをはじめ、チベット東部のカム地方、北部のアムド地方及び、外モンゴル、北インドのラダック地方においてその活動範囲を広げています。また、中国北京市の胡同という歴史的街道の保護活動にもチャレンジしており、単体の歴史建造物に限らず、歴史都市の景観を含めた総合的な保存活動を展開しています。

今年活動10周年を記念して、過去のプロジェクト内容をまとめたプレゼンテーションを写真、図面などの資料を豊富に使い、皆様に御披露したいと思っております。

講演は、日本語と英語の二ヶ国語で行われる予定です。また参加者の制限はありませんので、興味のある方はどなたでも聴講可能です。皆様のご来場をお待ちしております。

日時:2006年3月14日(火)午後4:30~午後6:30
講演会場:大谷大学響流館3F メディア・ホール

また、講演終了後、学内「ビッグバレー」にて、講師を囲んでささやかな懇親会をおこないます。

なお講演内容の詳しい情報に関しては、[THF日本講演の案内]を参照してください。
こちらをクリック。pdfファイルです。

また、質問等ございましたら、電子メールにてご連絡ください。

チベット・ヘリテイジ・ファウンド(Tibet Heritage Fund)
www.tibetheritagefund.org

平子 豊(THF中国プロジェクト責任者)
pingzifeng@hotmail.comthf@163bj.com

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2006.02.14

当面のTV

2月18日(土) 18:30-19:00 TV朝日

「ポカポカ地球家族」 

舞台は成都のSim's Cozy Guesthouseなんだそうです。

番組サイトはこちら

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2006.02.12

トリノ・オリンピック

始まりましたね。

BHUT00114ミキティーの活躍を期待するのもいいんですが(笑)、このサイト関係で、ネタにならんかということで、トリノ五輪公式サイトの参加者名簿(英語)をチェック。

チベット関係者っぽいところでは、ネパールからSherpaさんがスキーで参加。顔写真付き名簿はこちら(英語)。エベレストの近くのSolukhumbu 在住。15kmフリースタイルのクロスカントリー・スキーという難儀そうな競技に出場予定。

中国域内のチベット人とかブータン、また、ラダックを含めたインドのチベット文化圏の参加はないようです。やっぱしダメか。

で、どう考えても雪だの氷だのの縁がなさそうなタイから、スキーで一人出てるんですね。タイ生まれだけど、アメリカ在住。47歳のオヤジ。顔写真もでてますが、いい味してます(笑)。

夏のオリンピックだと、ブータンがアーチェリーで出るので、着実にチベット文化圏からの参加者がいるんですが。
過去04年のアテネでは、裏るんたさんがネタにされてます。記事は こちら

写真はネットでみつけた、ブータンの2000年シドニー五輪の記念切手。

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2006.02.06

ラサのスーパーで

正月のラサツアーでのお土産です。

Super 最近は立派なスーパーマーケットがいくつか街中にできました(写真)。

食品などは何でもそろうという感じで。 それぞれの棚には若いチベット人の女の子店員がついていて、「ねぇ、何買うの。これがいいよ」とすげー熱心。

で、チベット関係の食品もいくつか手に入ります。 「これは四川製造だからダメ。チベットで作ってるのはこっちだからこれがいいよ」と産品愛用・販売(笑)にも熱心。

tsampa  左はツァンパ。(米ヘンに処みたいな字の下に日に(米巴))>これで漢語ではzanpaと読みます。 ツァンパの説明はこのあたり

ラサの龍湖実業製造。Webサイトも持っていて、こちら。いきなり音楽が流れるので注意のほど。

現地の人の生活用というよりは、漢人+外人向けの健康食品というノリでパッケージされて、売られているんでしょうね。チベット語+漢語に加えて英語でも説明付き。

結構パッケージも凝っていて、パッケージの底にまでデザインがされていて(写真)ナイス。tsampa2 

右はインスタントバター茶。味は・・・・・。

他にはチベット自治区で製造のワインなんてのも売ってました。ホントにチベットで作ってるのかなぁ?雲南省のチベットエリアの徳欽では、キリスト教宣教師がいて、フランス仕込みのワイン造ってたようです(新華社の徳欽サイトへ:漢語)。

今でも雲南省で売られているようですね。

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