本サイトでも既にご案内しているように、ラサやラダックなど、チベット文化圏の伝統建築の補修、保存活動を行っている国際NPO、チベット・ヘリテッジ・ファンド(THF)の東京講演会がいよいよ来週に開催です。
まだまだ参加者大募集中です!
日時:2006年3月19日(日) 午後3:00~午後5:00(開場は14:50です)
講演会場:唯称寺(東急目黒線 武蔵小山駅下車徒歩4分) 地図はこちら。
講師: アンドレ・アレクサンダーさん(Tibet Heritage Fund 代表)
平子 豊さん(THF 中国プロジェクト責任者)
詳細は本サイト06.02.22付け記事に こちら。
THFから、講演で使用するスライドを一部もらいましたので、ご紹介します。
お寺での下水管(だと思います)敷設工事。
THFは、チベットの伝統建築を後世代に引き継ぐべく、単なる工事だけではなく、伝統建築の職人の育成なども含めた伝統的建物の保存活動を行っています。
しかし、単に古いものを古いまま残しているわけでもありません。たとえば、さすがに衛生環境(トイレだの水道だの)も昔のまま、というのでは、そこに日常住む人々にとっては、”古いままだと非衛生的だし、壊して新しいものに立て替えよう”というのも当然の考え方です。
そこでTHFは、伝統建築の外観に影響を及ぼさないかたちで、このような居住環境インフラの向上も行っています。
THFの作業現場でのひとこま。
現地チベットでの伝統建築の技法の保存のための職人育成も行ってきており、ウデをあげた職人さんは、これまたTHFの活動で、モンゴルのチベット寺院の復興・保存に派遣されているとか。
講演会では、単に建築の話だけではなく、チベットで実際に現地の人とともにプロジェクトを行ってきたなかでの、”チベット流シゴト術”や、現地の人のこのような伝統保存に対する考え方といったお話もしてもらうつもりです。
チベットに滞在する外国人の多くは旅行者で、ごく少数の語学等の留学生がいますが、THFのように、チベットで実際に仕事をしてきた外国人は本当に貴重な例だと思います。
ご参加をお待ちしています。
ご参加の申し込みは、本Blog”ちべ者”管理人 浅田 tibemono@yahoo.co.jpまで。
また、THFは京都でも講演会を予定しています。
日時:2006年3月14日(火)午後4:30~午後6:30
講演会場:大谷大学響流館3F メディア・ホール
詳細は こちら
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