« May 2006 | Main | July 2006 »

2006.06.29

結局許可証必要?

7月1日開通予定の青海ーチベット鉄道について、今日から北京でチケットが発売になったそうです。60枚の硬臥と若干の硬座チケット(写真)は20分で完売。W020060628596623909788

6/28のTibet Information Centre(チベット自治区の公式サイト西蔵信息中心の英語版)で、鉄道に関するFAQという記事がでました。

これによれば、
Q)ラサや周辺地域を旅行するにはビザや旅行関係の書類が必要なのか?

A)旅客は切符を購入する際には健康登録カードに記入するとともに、外国人旅行者がチベット自治区に入域するためには許可証が必要。

となっており、鉄道開通でチベット自治区への入域許可証がなくなるというウワサは現時点では正しくないようです。ま、漢人旅行客が大量に押し寄せて、ピークシーズンではラサではホテルが足りないといってる現状では、許可証廃止して、外国人旅行客をたくさん入れて、観光産業テコ入れという必要もないし、ということでしょうか。

で、外国人観光客向けに、ツアーの募集も始まっているようです。
上海の英語紙Shanghai Dailiyの記事(原文英語)では、上海から8日ツアーで外国人12,000元(約18万円)。中国人7,500元(約11万円)。

差額は4,500元(約7万円)でこれは「許可証代」だそうで。
あほ~!ボッタクリ~!


成都から飛行機で入る場合でも、許可証に成都→ラサ航空券がついて1,900元(約3万円)。ラサ→成都は1,200元くらいと聞いてますから、この”許可証代”だけで、許可証とって成都からラサまで飛行機で往復して、さらにオツリが来るというのはどういうことやねんと。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.27

青海ーチベット鉄道の運賃

7月1日から開通予定の青海ーチベット鉄道について、運賃や時刻表が発表されました。

1元=16円くらいです。

発地

硬座

硬臥(下段)

軟臥(下段)

所要日数

北京(西駅)   389元    813元     1,262元   3日
成都 331元       712元     1,104元               3日
蘭州 242元    552元       854元  2日
西寧 226元    523元       813元  1日

W020060626542754062554 成都から飛行機だと1,200元くらいでしょうか。

で、外国人が乗れるのか(これは”乗せない”ということはないと思いますが)、それに加えて、そもそもチベット自治区入域に必要な許可証は切符を買う際には要るのかとか、肝心なあたりはまだわかりません。許可証は、鉄道開通とともに廃止されるというウワサもありますが、実際はどうなるのか?いまだ公式な発表はなされていないようです。

ネタ元は西蔵信息中心のこちらです。

詳細な時刻表はこちら(漢語)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.25

マンダラ展(埼玉)

たまたま近所のネパール料理屋でポスターをみました。

「マンダラ展-チベット・ネパールの仏たち-
開催日: 2006年7月8日~9月24日
場  所:埼玉県立近代美術館(さいたま市)

サイトはこちら。
開催にあわせて砂マンダラ制作のほか、マンダラ塗り絵なんてのも予定されているようです。

Mandara10
なお、この「マンダラ展」は2003年3ー6月に大阪の国立民族博物館(みんぱく)で開催されており、それを巡回展というかたちで埼玉に持ってくるみたいです。

みんぱくのサイトはこちら。 
今回の展覧会の監修をされている立川武蔵先生の解説のほか、仏画スクリーンセーバーも提供中。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

2006.06.13

Google Earth4.0でチベットをみる

Googleが提供しているサービスで世界の衛星写真でみられるというので評判のGoogle Earthというのがあります。Wikipediaの紹介はこちら

チベット関係では風来坊さんの”あほケツな日々”で昨年6月にネタにされています

先日、このGoogle Earthがバーションアップされました。英語版だけのようですが、こちらでGetできます。

今回のバージョンアップでは衛星写真が大幅に拡充されたとのことですが、チベットのラサの衛星写真も解像度がかなりアップ!

Potala_1 ←こちらはポタラの衛星写真。クリックすると拡大します。

ポタラの前面の階段までくっきり見えます。

Jokhsamh ←こちらはジョカン+バルコル。ジョカンの前の広場に集まる人の姿まで映っています。

使い方として、Google Earth Ver.4.0をインストールしたら、左上の”Fly To”のところで、

29°39'28.77"N,91° 7'8.95"E と入れればポタラ宮に、

29°39'10.92"N,91° 7'56.21"E と入れればジョカン+バルコルです。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2006.06.08

改定:当面のTV

06/11(日) 02:00~04:00  BS- i 
映画「キャラバン」
 北ネパールのドル ポ地方。ここに住む村人たちは厳しい冬にヤクの背中に塩を乗せて運び、食料の 麦と交換するキャラバンで生活を支えていた。村の長老で長年キャラバンを率いてきたティンレ(ロンドゥップ)は、後継者にまだ幼い自分の孫を推す。村人は 若者カルマ(キャップ)を推し、両者は対立したまま別々のキャラバンを率いて 出発。だが、一行に猛烈な嵐が襲い掛かる。

6/11(日) 17:15-17:30  NHK総合
「世界の鉄道グラフィティ 世界の屋根を走る~ダージリン・ヒマラヤ鉄道」

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.04

チベット関係記事で毎日新聞関連2題

チベット関係報道といえば、なぜか毎日新聞がカバーしてることが多いです。
で、まずは毎日新聞サイトから。
ダライ・ラマ14世:チベット救援訴え--ブリュッセルで講演

 【ブリュッセル福原直樹】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は1日、ブリュッセルで講演し、「中国の圧制」からチベットの人々を救うよう訴えた。

続きはこちら

ついで、”サンデー毎日”06年6月11日号(5月31日発売)に、

060602_125001 「地図にない国」への渇望-南インド、カーラチャクラの儀式

が掲載。グラビアで3ページくらい。職場にあるのを携帯カメラで無理矢理撮ったものです。

現物は本屋さんとか病院の待合室(>サンデー毎日ってそういうところに置いてあるものというイメージかと)あたりでご確認のほど。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.06.01

FIFI Wild Cupにチベットチーム

世はワールドカップのニュースばかりですが、このサイト的には関係ないなーと思ってたら、ありましたぜ。

ドイツのハンブルグの3部リーグ(よくわかりませんが、かなりローカルなチームらしい)のSt.Pauliというサッカーチームが、FIFA(国際サッカー連盟)に認定されない地域のチームを集めてミニ・ワールドカップ、FIFI Wild Cupというのを開催。公式サイトはこちら

参加は、グリーンランド(デンマークの自治領という扱いでFIFAには入れないらしい)、ジブラルタル(これはスペインの先っぽの英国領だっけ?)、ザンジバル(ガンダムに出てきた戦艦?違うな>アフリカのタンザニアの横にありますね)、北部キプロス(・・・降参。よくわかりません)、そして、ダラムサラからチベット。

0605250509513gダラムサラのチベット・ナショナルサッカーチームは1999年創立。01年にはグリーンランドと国際試合も。しかし、海外にでようとすれば、例によって中国政府から嫌がらせもあり(具体的にはこのあたりで)、また、資金難、コーチ不足等の苦難を乗り越え、と、まるで「ブッダのことば」(岩波文庫)にある「寒さと暑さと、飢えと渇えと風と太陽の熱と、虻と蛇とーーーこれらのすべてのものにうち勝って、犀の角のようにただ独り歩め」を思い起こさせるものがありますが、その試合に至るまでの道のりはドキュメンタリーとなっており、03年秋頃にNHK-BSでも放映されました。詳細な紹介は裏るんたさんのちべログのこちらもどうぞ。

今回のWild Cup参加は、このグリーンランドとの対戦が縁になり、グリーンランドが出るんだから、チベットもどうぞ、てことらしいです。

それで5月30日の初戦はホストのSt.Pauliが相手だったけど、7-0で敗北(><)。次回ジブラルタル戦に期待をかけるそうです。

Bet_1
で、いろいろ検索していて見つけたのが、賭けのサイト。画像をキャプチャしました(クリックで拡大します。バクチ幇助とかになるとアブないのでサイト名は消してあります)が、こんなマイナーな試合でもきちんと賭けの対象になり、オッズ(掛け率)までだしてるんですね。ちなみに5/31予定のジブラルタルvsチベットは掛け率1.10:10.0。要はチベットチームの勝ちに100円かけると1,000円になって戻ってくるてことのようで。

| | Comments (1) | TrackBack (3)

« May 2006 | Main | July 2006 »