チベット自治区の入域許可証
去る6月20日にチベット自治区政府主席のチャンバ・プンツォック氏が北京で記者会見を開催。
そこで、現在実施されているチベット自治区の入域許可証について、
「この制度は今年中は廃止されることはないだろうが、廃止について積極的に検討しているところであり、必ず適切な時期に廃止して、外国人のチベット入りをもっと便利にしていくつもりである」旨発言したとか。
ネタもとの記事は中国公式英字紙のChina Dailyのこちら。
ということで、昨年夏に青蔵鉄道(青海省ーチベット鉄道)が開通した際に、この許可証制度が廃止されるとチベット自治区の高官が明らかにしましたが、結局鉄道が開通しても廃止されず、そのあと、10月1日の国慶節(建国記念日)には廃止とのウワサも流れたが、それもなし。
で、今年4月に、チョモンラマベースキャンプで、アメリカ籍のチベット人がチベット独立の横断幕を掲げ、それがyoutube経由で全世界にばらまかれた事件をきっかけに、一時期外国人の入域がストップされ、現在も色々移動の制限があるということらしいです。
一応、許可証制度は今年中には廃止されない見込みてのはこれではっきりしました。今年秋には5年に一回の共産党大会もあることから、面倒は避けたいというのもあるでしょうね。
ただし、実際の運用はチベットを目指す場所(成都、西寧、ゴルムド、雲南とか)、交通機関(飛行機、鉄道、バス)で違うみたいですので、旅行人とかLonely Planetの掲示板あたりをご参照のほど。
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