« December 2007 | Main | February 2008 »

2008.01.30

ELLE Japon 08年3月号

今週発売。サイトはこちらEllejapon_2

電車の中吊り広告で「2008年の旅計画 元気になる旅へ」ということで、宣伝によれば、

”今年の旅テーマは、エナジーチャージ。ラオス、チュニジア、チベット、インドなど、エネルギーが詰まった世界60ヵ所の魅力的な旅先をご案内”とあり、

ここで、チベットというと、最近できた、雲南省のシャングリラのバンヤンツリー・リンガあたりかな、と。どういうところかというと、公式サイトはこちら

チベットの草原に忽然と現れるSPA付き豪華リゾート。Others_gdcei_bc

違和感はありますよねー。


で、ELLEに話を戻して、中身を早速みてみると、チベットは写真家さんの風景写真とゴルムドからラサまでバスで走ると草木がなくて、みたいなコメントだけでした。サイズ的には ハガキの半分くらいいうところ。

とても、ゴルムドーラサの陸路というと、ELLE読んでるおねえさんが行って耐えられるようなところじゃありませんね、多分。

しかし、オフィス街の本屋でオトコがELLEを立ち読みするのはみっともない光景だなぁ、と。 しかも、女性ファッション誌って紙質がいいから、重いし。

さらに、表紙をめくるとDiorだのシャネルだのの広告が続いて、どこに目次があるのかさえ、わからん。

いまさらながら、女性ファッション誌って、広告の容れモノなんだなぁ、と実感。

あ、あとこの寒いのに、既に”3月号”なんですね。
気が早いというか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2008.01.28

08年1-2月期のチベット関係TV番組

再放送中心ですが。随時改訂。

1月31日(木) 10:10-11:00    NHK-BS1
「BS世界のドキュメンタリー シリーズ 知られざるヒマラヤ - エベレストER~世界最高地 緊急救命室の2か月~」
昨年秋の再放送。 

1月31日(木)14:00-15:30     NHK-Hi
「絶景・エベレスト街道をゆく」
昨年末の再放送

2月1日(金)10:10~11:00 NHK-BS1
「BS世界のドキュメンタリー シリーズ 知られざるヒマラヤ 世界最古の花を探せ」
昨年秋の再放送

2月2日(土) 22:30~22:54  テレビ東京 
「地球街道 神秘の九寨溝へ 美しい水の風景・中国四川」
多分2/9(土)も続編ありかと。
番組サイトはこちら

ーー以下は放映スミーー

2008.01.12 19:00-20:54 BS-i
「心のシャンバラを求めて 残された地平線 東チベットの旅」
番組サイトはこちら

2008.01.19 20:00-20:45 NHK総合
「探検ロマン世界遺産 - 水と森が生んだ奇跡の絶景~中国・九寨溝~」
番組サイトは こちら

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2008.01.18

【報道】秘境の旅にご注意 中国、半年で8邦人死亡

東京新聞サイトから(記事の元は共同通信ですが)。

記事のネタもとはこちら

東京新聞は早いうちに記事をサイトから消してしまうので、全文引用しときます。

【北京17日共同】中国チベット自治区などで高山病などを患って死亡する中高年の日本人旅行者が急増していることが北京の日本大使館の調べで17日までに明らかになった。大使館関係者は「危険を理解し十分な準備で臨んでほしい」と呼び掛けている。

 大使館によると、昨年5月から10月の半年間で高山病などで死亡した日本人は女性1人を含む8人。チベット自治区で5人、青海省で2人、甘粛省で1人が死亡し、8人のうち6人は60歳以上で最高齢は88歳の男性だった。発症後、日本に搬送し命を取り留めたケースが2件あった。

 北京の日系旅行社によると、「秘境の旅」などのうたい文句でチベット自治区などを訪れるツアーが中高年に人気で、2006年、自治区と青海省を結び、鉄道として世界最高地点(5072メートル)を走る「青蔵鉄道」の開通が拍車をかけた。

 一方、旅行者が高地に到着後、当日から旅程を開始するなど過密スケジュールのツアーも目立つ。心臓病や高血圧などの持病があると、高山病が重症化する例もあるという

ーーーーー

青蔵鉄道開通以降、チベットへのツアーが多数組まれるようになったことの反映かと思われます。実際、チベット自治区に観光にくる外国人で、それまではアメリカ人がトップでしたたが昨年からは日本人がトップになったという統計もあります。

チベットに行きたいが、最大の懸念は高山病というのがあるかと思います。

「高山病」については、漢語では「高山反応」となります。こちらの表現の方がより実態を捉えていると考えます。

症状としては頭痛、吐き気、不眠などから始めり、最後は脳や心臓に問題が起こるということかと思いますが、これはか内臓にウイルスがついて疾患がでるとかいうわけではなくて、チベットのラサは標高3500mくらいでしょうけど、それくらいの高地になれば、平地の酸素量の2/3位しかないということで、そういう急激な環境変化に身体がついていけるかどうかということになります。平気という人もいますし、全く対応困難という人もいるでしょう。

(たとえて言えば、突然ウチの外で夜の道路工事が始まり、連日騒音が続いているという状況を想像してみたらどうかと。それでも平気で快眠という人もいれば、不眠で頭痛、吐き気がという人もいるでしょう。)

そして、そういうある意味極限状態になると、それまで平地の生活では気づかない潜在的な身体の欠陥が表面化するということもありえます。

私が知っている範囲で、重篤な状態になった例では、自分は丈夫だからと信じ込んでいて、周囲が休んだらいいのではないかと勧めるにもかかわらず、動きまわり、それがもとで取り返しがつなかい状態になったというのもあります。高山病が重くなってくると正常な判断ができなくなってくることもあり、それが事態をより深刻にしたということもありました。

経験のある旅行代理店では、ある程度の高齢者であれば参加にあたって医師の診断を求める例もあるのではないかと思います。

| | Comments (5) | TrackBack (0)

2008.01.14

昨年の青蔵鉄道への攻撃?

香港にある中国人権民主情報センター(>日本の新聞等でもおなじみ)からの情報。

昨年(07年)1月から10月までの間で、青海ーチベット鉄道において、52件の列車に対する攻撃や線路の破壊等の事件が発生した。

青蔵鉄道の関係者から聴いたところでは、昨年12月下旬に開催された中国政法工作会議に提出された資料において、昨年1月から12月までの間に青蔵鉄道では、線路に障害物を置いたり石をぶつけて列車のガラスを割ろうとする等、あわせて52件の破壊事件が発生した。

青蔵鉄道の安全確保でもっとも困難なことは、列車は気密下で酸素を供給するため、列車の窓ガラスが割られたら、酸素の供給システムに影響が出て、深刻な場合には乗客の生命の危険さえある。

関係者によれば、このような事態を受けて中国当局は5月には鉄道の警備人員を大量に増加させることとしており、青海、チベット両地区の警備人員は7千人を超え、さらに武装警察や鉄道公安も加えれば、鉄道の警備人数は1万人に達することになる。

原文はこちら

ま、青蔵鉄道に反対するテロ攻撃とかいう話では多分なくて、いたずら半分で列車に石を投げたりとか、さらには線路はずしてクズ鉄として売っぱらってしまおうとする輩がいたりするということかと思いますが。

この関連では、青蔵鉄道については、2005年10月の鉄道開通前にも設備の盗難などが話題になり、ここでも記事にしました。こちらにあります。

やはり長い目で見ると、一番あぶないのは、線路が走っている永久凍土が温暖化で溶けて、線路がゆがんで、ということかと思われますね。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

« December 2007 | Main | February 2008 »