チベットの情勢緊迫(その8)
最近のチベットをめぐる情勢について、ネットで流れた情報を中心に整理してます。
なお、今回の騒乱は89年3月にラサで戒厳令が引かれてから20年のうち最大のものといわれています。この80年代と今回の事態の比較について、iTibetサイトの「チベット情勢:80年代との比較を中心に」 がきわめて有益です。
今回の事態が落ち着いたら分析しようと思ってたことの多くが書かれてしまった・・・・。
以下は追加情報です。
3月15日
【ラサでの動き】
○午前中にチベット自治区党委員会緊急拡大常務委員会が開催。自治区党委員会書記の張慶黎(=チベット自治区で一番エラい人)が会議を主宰。中央統一戦線部、公安部、武装警察総部の副部長クラスおよび自治区の幹部が出席。分裂に反対し、安定を守る”人民戦争”と位置づけ。(3/17 西蔵新聞網)
【ラサ以外の地域での動き】
○四川省カンゼチベット族自治州のタウで抗議行動発生の情報。即座に武装警察のトラック10台が現れたとのこと(RFA3/16)
3月16日
【ラサでの動き】
○武装警察がラサの中心部(チベット人居住地区)の全ての交差点を封鎖し、市民は家の中にいるしかなくなった。
ラサの全ての家に対して、市政府当局がダライ・ラマの写真をもっていないか、また逃亡中の抗議活動参加者がいないかどうかの捜索を実施とのこと(同上)
○この日の午後、張慶黎党委員会書記が、ジョカン寺前の広場およびバルコルで武装警察隊員等を慰問(西蔵新聞網3/17)
⇒この時点で一応騒乱状態は沈静化したものと思われます。何しろ自治区で一番エラい人が表に出られるということなので。
【ラサ以外の地域での動き】
○甘粛省蘭州の西北民族大学でも、数百人のチベット人学生が校内で平和的デモ活動。自分たちの行動が平和的なものであり、中国当局に対して、ラサのチベット人弾圧をやめるように求めたとのこと(同上)
○甘粛省甘南チベット族自治州のマチュ県で1500人のチベット人がチベット独立やダライラマ万歳を唱えて平和的デモ行進を実施。大規模な武装警察および公安が参加者を制止。(TCHRD 3/16)
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