2014年正月ラサ紀行(その4)
<お寺の風景>
まず、すべてのお寺というか宗教関係の施設には中国の国旗である五星紅旗が掲げられてます。ラサでは仏教のお寺以外にも、イスラム教徒もいてモスクもあるのですが、それも例外ではありませんでした。
ジョカンの正面です。
ジョカンの正面です。
また、中に入ると、「愛教、守法、さらに愛国」だののスローガンがでかく掲げられております。
<ダライ・ラマ13世?>
今回ラサ郊外の大寺院の一つを訪問しました。こういう大寺院のお堂では、一番上座にダライ・ラマ法王やパンチェン・ラマの座られる席というのがあるのですが、今回行ってみて、そのお寺ではダライ・ラマ13世(現在は14世ですね)の写真が多数飾られておりました。お堂では写真撮影禁止でしたので、撮りませんでしたが、13世はこういう方です。

さらに、よく見ると2000年にツルプ寺からヒマラヤを超えてインドまで亡命したカルマパ17世の写真までひっそりと、しかし堂々と飾られておりました。
昨年6月には、報道で、チベットでは禁止されているダライ・ラマ法王の写真掲示が認められたという報道があり(こちら。2013年6月28日 日本経済新聞記事)、
そのあと、即座に北京の中国政府当局が「そんなことはしていない」と否定する(同日付けチベット関係のニュースサイトphayulの記事。”中国はチベットでのダライ・ラマ写真許可を強く否定”。)一幕がありましたが、どうなってるんでしょうかね。
一応、お寺の中は監視カメラがついているだの、政府の人間がもぐりこんで監視しているだのの話があるそうで、こんなことをしているというのを政府は知らない、ということはないのではないかと。
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